震度6の強さの地震による被害状況の一般例と、実際の被害の大きさとはどれくらい違うと思いますか?
「震度6弱」「震度6強」で家や家財は損壊し、ケガをする人が出ます。
「震度7」はそれ以上…。
一体どのくらいの地震か予測するためにも、詳しく比較してみましょう。
私の被災経験も交えて書かせて頂きます。
地震や災害によるPTSDを抱えておられる方で読むのが辛くなった場合は一旦読むことをやめ、気持ちが落ち着いた時にまた読み進めてみてくださいね。
1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神淡路大震災で、私は自宅(実家)にて震度6の大地震を体験しました。
あの日、背中を突き上げる衝撃と、地面の底から湧き上がる唸るような地鳴り音に驚いて目が覚めました。
家中から聞こえてくるガシャ!ガシャ!という瓦のこすれる音や、ギシッ!ギシッ!と柱と筋交いが擦れ合う轟音に木造住宅が今にも倒壊しそうな恐怖感。
隣りの部屋で私を心配する父の声も、ベッドで左右に揺さぶられながら叫ぶ私の声もお互い全く聞こえないほどの凄さでした。
今も思い出すと怖い…
一筋向こうの道路では中央線に沿って亀裂が入り、街路樹の根元は液状化で泥土が噴出。同じ道沿いの住宅はドミノ倒しのように傾いたり、全半壊。
震度6弱の地域ですが、古い木造住宅だったので体感的にはそれ以上でした。
1.17…あの瞬間、被災地ではもっと恐ろしいことが起きていたなんて。

もくじ
【震度6強】どれぐらいの被害が出る地震なの?
震度6はどれぐらいの揺れで、その時どうなるか?
まずは、震度6強で起こることについて気象庁のデータをご参照ください。
南海トラフ地震で私の住んでいる地域はコレです…

…見る度に地震対策しておかなければ…と思います。
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【震度6弱】私や家族の様子や家の損壊具合は?
ところで、
震度6弱の被災をした私の体験を例にして、気象庁の公式な震度階級の表と比較してみたいと思います。
先に結果を言いますと、
震災後に発表された自宅(実家)や周辺地域では、公式発表のあった『震度6弱』とまったく同じことが起きていました。

それでは、震度階級のイラスト図を見ながら、実際の私の体験談を比較して書かせて頂きます。
私の体験談|震度6弱『立っていられない』
地震の瞬間、私はベッドの上で左右に揺さぶられていたので立てていません。
以下は父から聞いた話です。
私の最初の叫び声で飛び起きた父は(そのおかげで枕の上に落ちてきたタンスに頭を潰されずに済んだ)、様子を見ようと隣りの部屋から廊下まで出てくれたとのこと。
ところが左右に足を取られて一歩も前に進めず、足を踏み外して階段下に転げ落ちそうだったので断念して部屋に戻ったそうです。
ちなみに、その瞬間に外にいた新聞配達の人の話では、電柱がぐにゃぐにゃと揺れて怖かったとのこと。
私の体験談|震度6弱『家具は部屋の反対側までぶっ飛ぶ』
ドアが開かなくなることがある。
自宅(実家)は古い木造住宅だったため、室内の揺れが大きく、家具も天井照明もぶっ飛んでしまいました。
私の寝ていた周り一面にモノは散乱し、なにより一番驚いたのは両親の昔ながらの婚礼ダンスが折れて部屋の反対側に倒れていたこと。
阪神大震災は縦揺れと横揺れの地震。最初の“縦揺れ”でタンスの上下が外れ、次の“横揺れ”で6畳の部屋を横断したようです。
このことからもお分かり頂けるかと思いますが、大地震に遭った際は、いかにケガをせずに乗り切れるかどうかが大事!
寝室だけでなく、どの部屋で地震に遭っても大丈夫なように見直していきましょうね。
私の体験談|震度6弱『サッシ窓は開き、壁ヒビ、窓割れ』
車に一時避難していた私たち家族がようやく家の中に戻った時には、ニュースで衝撃的な映像が次々と流れていました。
明るくなった自分の部屋に入った瞬間、偶然の奇跡で助かったんだと…状況を見てビックリ。
私の枕元のちょうど頭の上まで重い図鑑本の入ったガラス扉付きの机が倒れていて、ギリ当たらずに済んでいたのです。
ガラスが図鑑の重みで割れていたら私の顔面や頭は破片で血まみれだったはず。怖すぎる。
その机に当たらずに済んだのは、地震の揺れで勝手に開いたサッシ窓がレールの歪みで止まり、そこに机の端が引っかかってくれたおかげ。偶然ですよね。
部屋の壁や階段の板は真っ二つに割れ、窓サッシのレールは歪み、外壁のタイルは剥がれ落ち、階下の窓は割れています。
震度6弱でも木造住宅の様子はこんな感じです。
私の体験談|震度6弱『近所の戸建てはドミノ倒しに傾いた』
倒れるものもある。
阪神大震災は直下型地震で、活断層に沿って被害はとても大きくなりました。
一般的にニュースなどで報道される活断層だけでなく、もっと細かな活断層があることを知ったのもこの時。
わが家の一筋違いの道路沿いが本当に酷かったんです。
戸建て住宅がドミノ倒しのように傾いていましたし、道路の中央線はひび割れ、液状化で泥土が噴出している植え込みもありました。
家を買う時は、細かな活断層まで調べた方が良いなと。
…と言いつつ。
結婚して家を建てた時は活断層についてしっかりと調べたつもりだったんですが…
まさか丸ごと南海トラフ地震の震度6強地域になるとは!
【震度7】実際に自分の身に起こることは?
これまでに比較してきた以上のことから、
よく目にする震度階級の例は、ありえないぐらい恐い内容ですが、その震度の地震に遭遇した時に、実際に自分の身に起こるということが分かります。
つまり、
震度7はどれぐらいの揺れかというと?

兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)、新潟県中越地震、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)、熊本地震(熊本大震災)いずれも震度7の被害に遭われた方がいます。
…この例とほぼ同じ経験をされた方が多かったと言えるでしょう。
考えただけでも怖くなります。
震度6弱経験者の私でさえPTSD傾向に
阪神大震災で震度6弱を経験した私は、帰省して被災した自分の部屋に入ると1階まで底が抜けてしまいそうな恐怖感が未だに消えません。
(その部屋で寝るんですが…)
自宅が倒壊することもなく、家族がケガをすることもなかったにも係らず、PTSDのような症状を抱えています。
なのでそれ以降も続く大震災のニュースを見る度に、被災者の心の傷を思うと胸が苦しくなります。
大地震が起きた時に最優先することは?
大震災の時に何よりも重要なのは、
生命を守る
大地震発生時、できるだけケガをすることなく身を守り、安全な場所へ避難してくださいね。
致命傷となってしまう頭のケガや、避難の際に必要な足を傷めないように気をつけましょう。 生き延びること。
健康を守る
自宅避難も避難所生活も長引くと体調を崩しやすいです。
精神的にも辛いですが、まずは身体を大切にしてくださいね。
救助・救援物資がくるまでの健康維持のためにも普段からの備えをしておきましょう。 生き延びること。
もっと詳しい体験談や、阪神大震災が起きる前から私が感じていた前兆、そして、震災当日に震源地近くで釣りをしていた知人の話などにつきましては、順次更新させていただきます。