わが家の救急箱の常備薬と備蓄保管庫の画像(一部)
ここ最近、地震が頻繁にきていますよね。
阪神大震災のことがあるので、同じような地域に2度目はないだろうと思っていた北大阪でも大きな地震が起きたばかり。
私の感覚では阪神大震災以降、こういった大地震が起こる確率が増えていますし、次の地震が来るまでの加速度も増している気がします。
今や日本のどこに住んでいても安全地帯なんてないのかも…と思うようになりました。
震災は他人事ではなく、常に身近なこととして(想像するだけで恐いですが…)考える必要があります。
その時、その瞬間に、『生きる・生き残る』選択ができるように、防災についての心構え・心得を再確認しましょう。
もくじ
家族がバラバラの時にどう再会するか確認
災害はいつ起きるかわかりません。
家族みんなが一緒にいる時なら心強いし、お互いの無事をすぐに確認できて安心できるのですが…
普段から、もしもの時の連絡方法や避難する場所などを話し合っておくことが大切です。
また、学校や会社などで被災した場合、交通機関がマヒした中で帰宅することになります。
徒歩で自宅まで帰宅する様子を、震災後のニュース映像で度々見かけるようになり、他人事ではないことを実感します。
人が一日で歩ける距離は、10キロ前後。
歩くことに自信があったとしても、道路や橋が通行できない可能性もあります。
家族のことが心配で早く帰宅したいと気持ちがあっても、二次災害に遭う可能性も考えながら適切な判断をして行動をしてくださいね。
ぜひ、会社や学校から自宅までのルートを確認する事をすすめます。
足止めされた場合に避難するポイントなども前もって伝えておくと安心ですね。
震災時、手元に通信手段があるとは限りません。
(充電切れになる可能性もありますし。)
災害大国の日本に住む限り、当たり前のこととして日頃から意識しておきましょう。
まずは自宅の防災対策の確認
平和な日常を送れている今だからこそできる防災対策。
事前に準備しておくこと、必要な備品の点検、家族との話し合いの参考にしてください。
関連記事:
【最新版】災害用伝言サービス5種類の使い方まとめ「家族の安否確認」
震災時にケガを避け、避難経路確保できるか?
最初の大きな揺れは突然にやってきます。
その時に、ケガをせずにやり過ごせることがまず第一。
- 頭
- 足
この二ヶ所は確実に守ってください。
揺れがおさまった時に素早く避難するために重要です。
普段から家のあちこちで大地震がくることを想定して
- ココで地震がきたら
- コレに注意して
- こうして身を守る
ように考えるクセをつけてくださいね。
わが家は、子どもとの会話の中でたまに質問して、身を守る感覚を養っています!?(笑)
“机やテーブルの下に入る”以外にも、居る場所によって様々なパターンがありますので。
また、出口の確保についても重要。
…ですが、震度6強を経験した私が思うに、あの瞬間は自分の身を守ることで精いっぱいになるかなと^^;
- 火の始末
- 電化製品のスイッチオフ
この2点については、火災や感電(実妹は職場で震度5強に遭い、配管破裂で床が水浸しになったので…「【大阪北部地震・阪神大震災】実家が2度の震度6弱に遭いました」)の被害に遭わないためにも、屋外に避難する前に必ずしておきたいこと。
頭の中でシュミレーションすることは、いざという時に身体が反射的に動くためにも大切です。
非常時の持ち出しと備蓄品の確認
災害が起きた時、最初の大きな揺れをやり過ごした後で必要となってくるのは、非常用の防災グッズではないでしょうか。
自宅で待機できる状態なら良いですが、次の揺れに向けて危険と判断した場合は身の安全を第一優先してくださいね。
その際、避難所や車での避難生活になるため、自宅から防災グッズを持ち出すことになります。
あれもこれも入れていきたいところですが、できるだけ必要最低限に絞り込んで非常袋に準備しておきましょう。
事前に防災訓練としてリュックに詰め込み、一度背負ってみるのも良いかも。
重すぎると、いざと言う時に持って行けませんもんね^^;
自分1人でも持ち運べる重さなのか、確認しておきましょう。
ちなみに非常袋は、両手が使えるリュックサックなどがおススメ。
上記の内容が理想なのですが、それぞれの家庭には備蓄品を保管するスペースや場所など、いろいろな事情があるかと思います。
実は、わが家も、どんどん防災グッズや備蓄品が増えていって…
リュックに全部入りません^^;
住居が新築で、耐震に気を遣って建築してもらった為、確率的には自宅で避難生活をする可能性の方が高いかなと思っています。
古い木造住宅の実家でも震度6(阪神大震災)+震度5強(北大阪大地震)を堪えてくれたので。
ローリングストックしやすいように普段は棚に分けて保管し、万が一の場合を考えて一応、持ち出し用の頑丈なカバンや、キャンプ用のリュックを小さく畳んで同じ場所に保管しています。
関連記事:
【保存版】わが家の備蓄食料・非常食リストとローリングストック
消火器や火気設備など点検と確認
消火器にも期限があるのはご存知でしょうか。
いざという時に消火器の粉が少なくなっていたり、不具合があると肝心の火事の時には使えません。
そこで、年一回の点検をおすすめします。 製造年月日
は必ず確認しておいてくださいね。
その際に
- 置き場所が妥当か?
- 用途にあう種類か?
- 取り扱い方法は?
などに十分に気を付けながら、確認することをすすめます。
また、ストーブや湯沸かし器についても同様です。
定期的に異常がないか点検することが必要。
火事の原因となりそうな家電製品については、日頃から気にかけるようにしておきましょう。
そして、震災直後は安全や破損のためにライフラインが止まることが多いので忘れがちですが、避難などで家を空ける時は必ずガスの元栓や、できればブレーカーを消すようにしてください。
復旧した時に、家電製品がスイッチオンになっていたせいで火災が発生することにならないように。
救急箱の保管場所と確認
最初の揺れでケガをしたり、その後の避難生活やストレスで体調が悪くなった時のために、自宅に常備薬を用意しておくと良いです。
震災後はスーパーやコンビニ、薬局などが閉店してしまったり、被災者が殺到するため品薄になったりする可能性が高いので。
また、病院もトリアージで治療の優先順位が決められたりして、軽傷や軽い症状の場合はすぐに診てもらえないこともあります。
わが家の救急箱(上の画像)
モノが増えて棚が整理整頓できていなくてすみません^^;
- 発熱(冷えピタ)
- 氷のう(←繰り返し使えるけど氷と水があるかな…)
- 切り傷などのケガに使う薬や包帯類一式
- 目に何か入った場合に使う人工涙型点眼剤
- 結膜炎用の抗菌目薬
- 腹痛(ビオフェルミン)
- のど(漢方トローチ・浅田飴)
- 胃腸薬
- 頭痛・風邪のひきはじめ(葛根湯)
- 打ち身(サロンシップ・エアサロンパス)
などなど。
湿布系の消炎剤が多いのは、スポーツしている子供達が普段よく使うから(笑)
地震で打ち身したり、もし避難場所で寝泊まりすることになったら足腰が痛くなりそうなので、たくさんあっても良いかなと。
こういった常備薬って、普段よく使うものほど肝心な時になくなっていると困るので、
ローリングストック
をお忘れなく(^^♪
耐震補強の確認
耐震補強について、まず一番に思いつくのが家具の固定ではないでしょうか。
特に
- 大型TVや家具の固定
- 窓やガラス戸の飛散予防
などは必ずしておきたい対策です。
私の実家の実体験
まだ記憶に新しい北大阪大地震の際に、私の実家は震度5強の被災をしました。
阪神大震災で震度6弱を経験した際は私もいたのですが、あの時は、両親の婚礼ダンスが上下に外れて部屋の反対側までぶっ飛んでいたり、私の寝ている頭の上ギリギリまで重い図鑑の詰まったガラスの本棚が迫っていたり…
それはもう震災後の家の中は飛散な状態でしたが…
二度めの被災時は、以前の経験をもとに2階にあった重い家具はすべて捨てて、寝ている頭の上に落ちてくるものをなくすか、完全に壁や天井に固定していた為、家具が倒れる被害はありませんでした。
これってすごく大切なんです。
生き残るためにはまず最初の大揺れの時にケガをしないことなので。
家具を固定するグッズや、窓や食器棚のガラス扉の飛散防止グッズは、いろいろなものが出ています。
金具・ベルト・ワイヤーなどで固定するもの。
家具の下に敷く安定板や、TVやOQ機器を固定する粘着ゲル素材など。
実家はいろいろと対策をしているのですが、私の住んでいる今の住居はまだまだ耐震対策が甘いので、新たに何か購入したら、その都度レビューを書かせて頂きますね。
家族みんなで生き残るための心得や心構え
防災について、家族の協力がないと出来ません。
日頃から、日常生活の中で防災について話し合うことで、いざという災害時の九死に一生を得ることに繋がります。
これだけ災害の多い日本なんだから、私としては、学校の授業の中に『防災』についての教科があっても良いと思います。
こうしてブログを開設したことで、自分でも防災意識が高まりいろいろなことを調べる機会が増えたのですが、学ぶことや知っておくべきことが本当に多いと実感します。
学校では教えてくれないことだけど、生命を守るために必要なこと。
一般的な防災についての知識も必要ですが、まずはそれぞれのご家庭ならではの心得や心構えを話し合う機会を持つことが大事です。
例えば、わが家の場合は、 自宅で被災した場合
- 最初の大揺れの時に身を守るための行動
- 避難時に火災が起きないようにしておくこと
学校・会社で被災した場合
- 家族がバラバラの時に再会するための確認
といったことを家族で話し合ったりします。
災害のニュースを目にする機会が多いので、そういった機会にでもご家族で真剣に確認をしあってみてくださいね。